チーム一丸となって、
鉄道という
社会インフラを支える

軌道工の仕事とは?

「軌道工」という仕事は、線路の補修やメンテナンス及び新設などが主な業務内容です。作業は様々な機械や工具を取扱い、そのほとんどが10kgを超える重量物となります。
勤務時間は主に作業をする路線の終電から始発までの深夜勤務が多くなります。時間は短いですが、その限られた時間の中で作業を無事に終えなくては、電車が走行不可能となり、多くのお客様に多大な迷惑をかけてしまいます。そこで、作業員一人ひとりに与えられた作業を確実に行える強い責任感と素早い動作、また重量物を取り扱うための体力が要求されます。また、品質に不備があれば電車が止まったり、脱線事故などの可能性もあるので確実に日々の作業を終える必要があります。
この厳しい環境の中で安全な作業を行うことこそ、お客様が毎日遅れることなく、無事に目的地へ到着できるための原点となります。
改めて「軌道工」とは、電車を利用する数十万人ものお客様の命を預かり安全な輸送を提供する重要な職務です。

「線路」とは?

私たち「軌道工」が取り扱う「線路」とは、右図のレール、まくらぎ、道床、路盤の総称をいいます。
「レール」は電車の車輪が走行するため、「まくらぎ」は2本のレールを固定し、電車の重量を道床へ分散させるため、「道床(砕石)」はまくらぎを支えるクッションのような働きをします。現在では、まくらぎや砕石のコンクリート化が進み、多くの路線でPCまくらぎやコンクリート道床が用いられています。